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木瀬歯科NEWS

木瀬歯科NEWS

1回の治療時間について

2023.12.25

主に保険治療は、ギリギリで終わる時間しか確保してないです。
そうでないと医院を経営できなくなってしまうほど保険治療の報酬は少ないからです。
治療内容にもよりますが、1分1秒を争って診療している時も多いです。
患者さんのわずかな遅刻でも(多少待たせてしまうこともありますが)私たちはかなり焦ります。
ただ以前から言っていますが、保険治療でも虫歯を取り残すような雑な治療はしたくないので、予約を守り時間を守る方を優先して治療するようにしています。
よろしくお願い致します。
木瀬章人

歯科が予約制である理由

2023.10.06

ほぼ全ての 歯科医院が 「完全予約制」を設けております。
例えば医科さんでは処置内容や医院にもよりますが 「予約の必要無し(いつでもどーぞ)」というものをそこそこ見かけます。
この感覚で歯科医院へふらっと飛び込みで行くと 「大体断られます」。
歯科で扱う医療はその殆どが、1度触ったら元に戻らない歯を対象としているため「外科処置」に分類されます。
よってそのために滅菌を含めたその患者さん、その治療毎の事前準備というものが 「皆様が思っている以上に必要」です。
少なくとも前日には 「(例)明日は何時から〇〇という処置のAさんが60分アポで入っているからこの準備をしておく」 などのオペレーションを入念に組んでおります。
これが予約なしだと当然準備できないため、対応が難しくなる。 これが、 「多くの歯科医院が予約制を設けている理由」です。
もちろん医療なので、いつでも予想通りに事が進むとは限りません。
例えば 「前日当院で治療した部位が痛い」という急患が入れば、状況にもよりますが医院の責務として何とかその1日のオペレーションのどこかへ入れなくてはならないし、 「治療中、麻酔が効かないもしくはその他予期せぬ事で治療が思っていたより長引く可能性」もあるため、 予約制を設けているのに多少の時間をお待たせしまうケースもあります。 が、基本的に歯科ではほぼ予約の時間通りにご案内する事が多いはずです。
それくらい、むし歯の治療1つとっても入念なオペレーションを組んでおります。 (医科さんだと、予約したけど結構待ったりするケース多くないですか?例外もあると思いますが。)
だから、 「飛び込みの新患」であるとか、 「久々に来た人が予約せず来た」とかを安易に受け入れると、 他の人に迷惑をかけるのでお断りする事が多いという事です。
早すぎる来院、遅刻、キャンセルする事にやけに歯科医院が厳しいのは、 「医療に関係がない100%患者側に問題のある事でオペレーションを乱されるのが困るから」という事が大きいです。
「その人ごとの時間は診療室に通してからのカウントではなく、予め決まっているもの」なので、 「問診票入力中もカウントはどんどん進む」のです。
例えば30分枠に対して10分早くきて、問診票にもし20分かかったら、その人の残りの時間はすぐに診療室に通しても20分しかありません。
正確には20分治療するのではなく、診療室が空いている時間が20分で、21分後には次の患者さんが診療室を使うのです。
だから清掃含めると20分も診療室には居させられない、ということになります。 俗に言う30分枠なら治療しているのは25分くらい、という事ですね。
だから15分とか遅刻すると、別日にしてくれって話になったりします。
色々と要望が多くて恐縮ですが、 「本当にちゃんとした医療を提供しよう」 「その上で医院の経営をしっかり行う」 を両立しようとすると、余計にこの辺はきっちりしないとダメなんです。

遅刻について

2023.06.19

例えばむし歯1本治療で30分診療で5分遅刻したとします

麻酔で5分ほど使うので、なるべく次の人を待たせないようにするため、ものすごく急いで診療することになります

ある意味雑にならざるを得ない可能性もあります

診療内容にもよりますが、歯科の予約の遅刻はわずかであってもしないほうが良いです(どうしても多少はお待たせしてしまう事はあります)

もう少し余裕をもって診療したい気持ちもあるのですが、保険診療中心の多くの医院では、治療に対しての保険診療の報酬が低すぎるためあまり治療時間は長く取れず、短い時間で人数を診ないと医院は経営できません

かといっていいかげんな診療をしたい訳でもありません

最低でも患者さんと医療者側双方が協力していかないと治療は上手くいかないと思っています

しっかり予約を守って通院しているのにいつも待たせられる、あまり説明もなく治らないようでしたら、転院も考えた方が良いかと思います

木瀬章人




歯磨きする時間がない

2023.06.08

よく歯磨きする時間がない、という方がいます

しかし、歯磨きする時間は歯科医師でもほとんどが1~2分です

というか1~2分でほとんどの方は充分磨けます

もちろんやり方次第というのもありますが

1~2分歯磨きする時間がない訳がないので、そう言われる方は、その人が歯に対しての意識が低く歯を磨くわずかな時間も意味がないと思っているだけだと思います

歯は一度削ったら二度と元に戻らない、歯が悪ければ食べたいものも食べられない、健康に深く関わる器官です

人の意識を変えるのはかなり難しいので私たちも治療や歯磨きを無理強いする事はありませんが

歯で人生が大きく変わるのは間違いないので、是非歯に対しての意識の優先順位を高くもってほしいなと考えています

木瀬章人

学校検診の精度

2023.05.23

幼稚園や学校検診で何も言われなかったのにむし歯があった

普段定期検診しているのに学校検診でむし歯と言われた

という事がかなりあります

まず、学校検診はほぼ信用できないと思って下さい

理由は、ほとんど見えない、診る時間もないからです

明らかに穴が開いているむし歯は誰が見てもわかりますが、レントゲンでしかわからないむし歯、歯科医師が診療チェアーで明るいライトを照らし拡大鏡などを使わないと見えないむし歯は、学校検診では見つけることはできません

穴があいているむし歯は大体神経の近くか神経まで達している事がほとんどです

あとは、あまり進行しないと思われるむし歯らしき黒い部分などを医院で経過観察している所を、学校検診でむし歯と言われる事があります

学校検診は私自身も幼稚園や3歳児検診、中学校と行っていますが、あくまでスクリーニング(ふるい分け)検査で確実な診断には程遠い、という事を必ず知っておいてください

木瀬章人